―― 天草の御所浦島でも稲の穂を一束だけ刈って来てこの日神に供える。八月朔日と書いてホヅミと訓ませる家の名字は稀にあるが(安房古事志)、穂掛け刈掛けをするには東国ではまだ少し早い。――
つまり、稲穂が頭を垂れ始める八月朔日、摘んだ御初穂を神に供える習わしがあったので、八月朔日を「ほづみ(穂摘)」というようになり、それを家の名字とする人もいたのだろう。「ほぞみ」はそれが音変化したものと思われる。
京都祇園ではこの日、芸舞妓が芸事の師匠やお茶屋に挨拶に回る夏の恒例行事「八朔」が行われる。下の写真は4年前の「八朔」の様子を伝えるテレビニュースの一場面だが、この年の8月1日も、台風12号接近で大荒れだったり猛暑だったりの状況だったことがよくわかる。そして何よりも超人気舞妓だったまめ藤さんのまだ初々しい頃のお顔がなんとも懐かしい。

