今日、NHK-BSのプレミアムシネマで放送していた。この暑さではどこへ行く気もしないので最後まで見てしまった。50年以上も前、僕の学生時代に公開された映画だが、なぜか公開時には見ていない。映画史上の最高傑作ともいわれる「第三の男」で知られる英国のキャロル・リード監督の後期の作品。システィーナ大聖堂の天井に描くフレスコ画に挑むミケランジェロとローマ教皇ユリウス2世の葛藤と相互理解を格調高く描いている。日本では室町時代にあたる。当時、史劇はこの人をおいていないといわれていたチャールトン・ヘストンがミケランジェロを演じ、ユリウス2世を演じるレックス・ハリソンとの名優二人の丁々発止のやり取りが見もの。ミケランジェロを支援し続けるメディチ家のコンテッシーナを演じるダイアン・シレントは当時、ショーン・コネリーと夫婦関係にあったが、この映画の数年前の「トム・ジョーンズの華麗な冒険」における怪演が忘れられない。この頃、邦題に「華麗な○○○」という映画がやたらと多かったが、レックス・ハリソンの息子で歌手のノエル・ハリソンが歌った「風のささやき」が主題歌のスティーブ・マックイーン主演「華麗なる賭け」も忘れられない。とりとめのない話になったが、やはり昔の映画の方が見ごたえがある。

